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【第23話】嘘やろ…NSC卒業直前にまさかのコンビ解散…。俺はどうすればええんじゃー!!

俺の芸人物語
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どうも!ニーコロです!

 

今回は前回の東西ライブから約1か月後の大ライブ直後で、卒業寸前にもかかわらずコンビ解散を告げられるお話しです!

(前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらからどうぞ↓)

【第22話】地獄はまだまだ終わらないぜ!!東西NSC地獄の宴!!
今回は地獄の東西ネタ合戦が終わりやっと一息つけると思ったのも束の間、NSC東京、大阪で地獄の親睦会が行われ、もちろん強制参加で、相変わらず悪ノリが行われ、とにかく休む暇も一切なくただただ怒り、憎しみを覚え、精神がすり減りまくる話です!!
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嘘やろ…NSC卒業直前にまさかのコンビ解散…俺はどうすればええんじゃー!!

何かを作り上げたり、築き上げるのは時間がかかる。でも崩れるのは一瞬。

 

地獄の東西ネタ合戦から約一ヶ月経過し、NSC卒業まで残り約1か月となった。

 

残りのイベントは3月に行われる卒業公演のみ。

ちなみに大ライブに関してはあっけなく一回戦で敗退。大ライブで優勝して首席になっても売れないジンクスがあるので、負けた僕らはまったく気にしていなかった。

 

そんな大した思い出にもならなかった大ライブから数日後僕らはいつものようにネタの練習をし、僕は明日の練習に備えて夜12時過ぎにもかかわらず、自宅でネタの修正をしていた。

 

 

 

「ピコン♩」

 

 

突然僕のケータイが鳴った。

 

こんな時間になんだろう?バイト先の社長かな?それか相方が明日の時間少し変更してくれとかそういうのかな?ケータイを取りメールを見てみる。

 

 

 

 

「いきなりでごめん。俺お笑い辞める。勝手でごめんな。」

 

 

 

 

 

え……….

 

 

 

相方からだった。あまりにも突然すぎて僕はこの状況を理解できなかった。どういうこと?いきなりすぎて意味が分からない。

 

ウソや。こんな事ウソや。ありえへん….。なんでやねん。頭が混乱する。

 

すぐさま相方に電話をかける。

 

 

 

「現在つながりません。ぷーっぷーっぷーっ……」

 

 

聞こえたのは相方の声ではなく、電話の電子音だった。

 

 

ウソやろ….。これからって時に。これから卒業してUP TO YOUで勝ち上がって漫才劇場に所属して頑張るぞって時に、なんでこんなことになるねん….。

 

しかも1年間一緒に毎日のように過ごして、頑張ってきて、なんでこんなたった1通で終わんねん。

 

せめて、せめて解散するなら直接、面と面向かって、言ってくれや。

 

俺が1年信じてきたやつは、そんなやつやったんか?

 

いろんな思いが込み上げてくる。驚き、不安、怒り、悔しさ、悲しみ、絶望、恐怖、疑問。

 

もし僕がスターウォーズのジェダイであるなら、これきっかけで余裕でダークサイドに落ちてると思う。

 

 

 


ハア……どうしよう、これから。

 

 

 

自宅の床に寝そべって、天井を見つめ頭を整理する僕。

 

 

一体いつから辞めようと思っていたんやろ….?理由も言わずにになんでやねん….。

 

 

 

少し厳しくし過ぎたかな……..。

 

 

今まで相方にしてきた悪の所業が走馬灯のようによみがえってくる。

 

 

コンビの主導権は100:0で僕が握っていた。誰よりも厳しくネタの練習をし、誰よりも口酸っぱくして、相方にダメ出しをしていた。時にかなり理不尽なことも言ったりした。相方がネタを間違えたら鬼の形相で怒っていた。

 

 

 

もっと優しく、仲良く楽しく相方の意見も聞いたりして、やれば良かったのかな……。

 

でも、でも俺も必死やったから。とにかく一番になりたくて、絶対負けたくなくてだから、必然的に相方とどんどんそういう関係性になっていたのかなと思う。

 

そう考えたら、最後こそこんな終わり方だけど、相方は1年よく俺について来てくれた方なんかな….。

 

だったらお互いさまってことなんかな…….。

 

 

少しづつ、冷静になってきたはものの、それでもあと一ヶ月で卒業という時期に解散し、ピンになり、ピン芸もやったことないし、作ったこともないし、やりたいと思ったこともないし…

 

 

俺はどうすればええんじゃーーーー!!!!

 

 

とりあえず、とりあえず相方探しから始めるか…..。ピンでやっていく根性なんて俺にはないし。

 

いきなり初のUP TO YOUでピンはきつすぎる。今までUP TO YOUを観客として見に行くこともあったが、コンビの100倍くらいピンは地獄やった。

 

お客さんがぎゅうぎゅうに詰まったあのぼろくて暗い小さいライブハウスでネタをするも、基本的に数分間誰も笑わず無音。現代のこの世の中でこんな惨い残酷な拷問あるだろうか……。

 

最悪、初舞台で滑り死んで再起不能になる可能性が大やから、一刻も早く相方見つけないと、ほんまに先が思いやられる。

 

ただでさえお笑い界という先の全く見えない暗いトンネルの中に入ったのに、さらに迷路の中に迷い込んで光が一切なく、出口を見失った状態になってしまった。

 

早く、早く出口を見つけないと………。

 

続く!!

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コメント

  1. 匿名 より:

    続き楽しみにしてます!!!

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