どうも!ニーコロです!
今回から新しいシリーズを書いていこうかなと思います。
そのシリーズはというと僕の芸人物語です!!
誰が興味あんねん!!
こんなこと思うかもしれません、ただ当ブログではお笑いのことをなるべく細かく伝えていくつもりです。
なので実際結果が出なかった、売れなかった芸人がどのようにしてNSC生活を送ったのか?
どんな芸人生活を送ったのか?というリアルをお伝えしていきたいと思います。
第1話 なんばグランド花月で大阪NSCの入学式
もし売れることがハッピーエンドであるのであれば、この物語の結末はバッドエンド。
なぜなら僕は結果として売れなかったから。芸人を辞めたから。
売れっ子のエピソードは結局売れた人の話だから全部ハッピーエンド。でも実際は売れずにバッドエンドで終わる芸人の方が圧倒的に多い。
だからこそ売れる売れないだけで考えたらバッドエンドだった一人の無名の芸人の話を描いていこうと思う。
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4月の中頃。まだトレーナーを着ないと寒い季節。
今日はついに入学式だ。
正直お笑い養成所に入学式がいるのかどうかわからない。でもあるものはしょうがない。
ピンで入学し、かつ関西人でもない僕は一人で入学式に行くことになった。
入学式は上方お笑い界の本拠地なんばグランド花月で行われる。
一体何年ぶりだろうか?
両親によると、小さいとき行ったことあるらしいが、記憶には一切ない。
実際初めてみたいなものだ。
早速なんばグランド花月付近に行くと、そこにはたくさんの観光客がいて相変わらずにぎわっている。
辺りを見渡すと、なんか面白そうな顔をしつつ不安そうな表情をしたそれっぽい人らがいる。
こいつらNSC生だな!!同期になるやつだ!!
続々とそんな奴らがグランド花月に集まってくる。そしてなんばグランド花月に僕も行く。
入り口ではアシスタントと呼ばれる1期上の先輩たちが誘導係をしている。
アシスタント「こっち並んで!!」
語気が強く威圧感がすごい。
そして僕らはグランド花月の中に案内され着席する。
おびただしい量の同期がいる。
自分含め全員芸人になりたい。そして売れたい。
それだけ言うと聞こえはいいが、
実際は社会不適合者で働きたくない。でもお金は欲しいし有名になりたいし女にもモテたい。
そして俺は面白いんだという根拠のない自信を持っている。
そんな半端ものの集まりだ。
ただそんな根拠のない自信を持った半端ものが関西中から集まり一斉に本日から夢を追いかける。
勿論僕自身も根拠のない圧倒的な自信と働きたくないという気持ちで入学してきた。
ただこの自信がないとそもそも入学してこない。
だからこの根拠のない自信というのは必要不可欠なものでもある。
とはいえこの根拠のない自信が入学後ドンドン折られることになるのだが…..
入学式と言えば普通はもっと緊張しながらもきゃぴきゃぴしてたり、不安以上に希望に満ち溢れている。
でも僕らのNSCの入学式は違った。
みんな希望よりも明らかに不安そうな顔をしていた。
それもそのはず、NSCに入学するということは、
あるものは仕事辞めたり、またある者は学校辞めたり、またあるものは進学、就職せず
みんなリスクを背負って入学してきている。
だから大学や専門学校とかの入学式のように浮ついてなんかいられない。
そして入学式にもかかわらず、服装がみんなバラバラだ(笑)
あるものはスーツをカチッと決める。またある者は上下スウェット。またあるものは普通の私服。
どんな入学式やねん!!
とはいえ僕も普通に私服だった。
入学式の内容は社長や社員や先輩芸人が登場した。
社長「これから常にお笑いのことを考えましょう!!」
その当時の僕はとにかく尖りまくっていたので、
言われなくてもわかってるよ!コノヤロー!
こんなことを思っていた。
いやそれ以上に同期なんて全員ぶっ潰してやるとさえ思っていた。
全員敵だ!!
そんな流れで入学式はあっさりと終了した。
この後がグランド花月からNSCに移動し、入学ガイダンスが行われる。
それぞれNSCに向かうのであった。
続く!!
コメント
何年入学ですか?何期生ですか?
コメントありがとうございます。
勘の鋭い方はブログ内容で大体わかると思います……。