どうも!ニーコロです!
本日はやっとコンビ結成してネタ見せ授業に向け、ついに漫才の猛特訓が本格始動するお話です!
まだ第10話を見ていない方はこちらからどうぞ↓
初のネタ見せ授業に向けての地獄の漫才猛特訓開始!!
ピンでNSCに入学しコンビを組むもののたった1日で解散。
しかし捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのことなのかと思うようなことが起きた。
それは自分が相方に求める条件を全て持っている相方とコンビを組めたことだ。
年も同じで、身長も同じで、見た目もイケメンで話もとにかく合う。いかにもザ同級生コンビみたいな感じ。
そんな彼とコンビを組むことになり、早速初のネタ見せ授業に向けて漫才の猛特訓をすることになった。
初ネタ合わせ当日 僕らは大阪のアメリカ村という東京でいう原宿的な若者の集まる街でネタ合わせがメチャクチャしやすいであろうスポットを見つけたので、これからそこで練習することになった。
ボケが僕で、相方はツッコミ。
お笑いコンビは基本的にボケが台本を書くことが多いので、必然的に僕がボケということなのでネタは僕が書いてきた。
性格的にも人に何かを任せるよりも自分でどうにかしたいとういうのもあった。
たしかこの時練習していたネタはいかにも入学したばかりのNSC生が作りそうなネタで、個性のひとかけらもないようなネタだった。
それでもテンポが良ければそこそこ評価されるやろ。という浅はかな判断を元にテンポ・リズム・スピードを意識して作ってきたつもりだった。
漫才はおろか、漫才の練習なんて今までの人生でしたことないので何が正しくて、どれくらいやるべきか、どんな方法でやるのか全く分からない。
でも僕の性格はとにかく心配性・不安症なので、圧倒的な自信が出てくるまで徹底的に練習しようと思い、とにかくひたすらがむしゃらにネタを練習することに。
俺「じゃあセリフ覚えようか」
まず漫才ほとんどのコンビが台本があるので、台本を覚えなければ何も始まらない。なのでお互い台本をひたすら声に出してぶつぶつ独り言を言いながら暗記をする。
次にセリフを覚えることができたら今度はお互い合わせてみる。
俺「最近僕ね遊園地行ってないんですけどー」
相方「遊園地な俺も最近行ってへんわー」
俺「………。」
このようにまだ合わせるとなるとまだ瞬時にセリフが出てこなかったり、忘れたりする。だからこそひたすらこれを続ける。
そしてそっから俺からの独裁ダメ出しタイム。
もっとここは早く!、もう少し間を開けてほしい!、この部分お顔はこんな表情をしてほしい!、もっとツッコミ強く!、もっと流れるように流ちょうに!
とこのように相方にもっとここはこうして欲しいということを一方的に伝える。
それに対し相方は嫌な顔せずひたすら僕の言うとおりにやろうとしてくれている。
恐らく1日で解散した金髪の元相方は俺のこういう部分が嫌いになって解散したのであろうと容易に想像できた。
でも俺から言わせてみると、相方の事が嫌いでいろいろ言ってるのではなく、本気でネタ見せに挑みたいからこそ、絶対同期なんかに死んでも負けたくないからこそ、こうやってどうしても口うるさくなってしまう。
さらに言うとそこまでがっつり本気で漫才したくないわと思うのであれば、今すぐお笑いなんてやめてしまえとさえ思った。だから金髪の元相方はどうせすぐ消えるんだろうなと….。
徹底的に練習する反面、休憩時間にはお互いのことを話したり、まるで親友のようにいろんな話が弾んだ。
そしてこの日は練習が終わった。多分大丈夫だが、きっと大丈夫だと思うけど、今回は1日で解散を告げられることはないだろう。これで解散されたらへこむ….。
俺「じゃまた明日!お前は1日で飛んだりするなよ!信じてるから!」
相方「俺は大丈夫やで。頑張っていこうや!」
じゃあきっと大丈夫か….。そう信じたい。これが最後の練習にならないように願うばかりだ….。
続く!!
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