どうも!ニーコロです!
今回はついにNSCのネタ見せで仕上げに仕上げまくった漫才を始めて披露する話です。
トップバッターにエントリーした僕たちは果たして講師・同期に衝撃を与えることは出来るのだろうか!?
前回の話を見ていない方はこちらから↓
NSCのネタ見せでド緊張の中渾身の漫才披露!!果たして講師・同期の評価は!?
ついにNSCで初のネタ見せ。
ネタ見せ授業というのは言ってしまえばNSCで一番大事な授業でもある。
ぶっちゃけネタ見せ授業に参加するためだけにNSCに通っているようなもので、他の授業の評価なんかどうでもよく、このネタ見せ授業ですべてが決まる。
そんなことを常に考えながら僕らのコンビはネタ見せ授業にトップバッターとしてエントリーした。
この日のために誰よりも漫才を練習してきた自信がある。もちろん漫才の構成だってしっかりやってきたつもりだ。
衝撃を与えてやる!!
しかしえげつない緊張が僕を襲ってくる。圧倒的な自信が極度の緊張に変化している。
ネタが飛んだらどうしよう。全く評価されずボロカス言われたらどうしよう。頭真っ白になってネタが成立しなかったらどうしよう….。声出なかったらどうしよう…..。
いざネタ見せになるとメチャクチャ緊張する。今まで小学校とかでも皆の前で何かを発表するのは苦手だった。でもネタ見せはそれの比にならないくらいの緊張をする。
言ってしまえば、「俺らこれからおもろいことしますねん。」ってことだからその場にいる全員がどんなもんやねんって目で見てくるという異様な現象。
あああああああ…….嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!早くこの緊張から解放されたい!!誰か助けてくれーーーーーーーー!!
緊張がピークに達した時ついにアシスタントの掛け声とともにネタ見せが開始される。
アシスタント「じゃ最初にエントリーしたコンビは前でよか」
僕らコンビ「はっっい!!」
僕らコンビは前に出る。
あっっ….。おびただしい数の同期の視線が一斉に僕らの方に向いてる…..。嫌だ….。
そしてネタ見せ前のルールとしてクラス名、コンビ名、演目を叫ぶ。
僕「3組○○です!!漫才させていただきます!!よろしくお願いします!!」
アシスタント「はい。じゃあよーい始め」
ついに…ついに…..始まった…..!!覚悟は決めた!!行くぞ!!
僕ら「はいどーもー!!」
僕「ハイ○○です。お願いします!いつかは僕らも結婚すると思うんですけど、子供出来たら絶対遊園地だけは行きたないねん。」
相方「なんでやねん。絶対楽しいやろ。」
ド緊張の中ネタを開始する僕たち。ド緊張しているがやはりアホみたいに練習した甲斐があり、一切噛まずすらすらとセリフが出てくる。
しかしその間特に同期の笑い声もなく、教室には僕らの声だけが響いてる。
俺「だから俺は遊園地絶対行きたくないねん!!」
相方「そんな遊園地あるわけないやろ!!もうええわ!!」
終わった。やりきった。自分の中では練習通り忠実にやりきったぞ。相方も練習通りミスせずやってくれて感謝しかない。
でも同期・講師は僕らのネタを見て一体どう思ったのだろうか…?衝撃は受けたのだろうか?大したことないと思われたのだろうか?
僕らコンビ「ダメ出しお願いします!!」
ネタ終わりは基本直ぐに講師からダメ出しを貰うことができるので、僕らは講師のダメ出しを聞く。
褒められたらいいが、ボロカス言われたらこんなものただの公開処刑だ。僕らは公開処刑されないことを祈るばかり。
ついに講師が無表情で口を開く。
講師「うーん….。えっとねえ。ちょっと最初のボケに入る時間が長いっていうのと、ボケの種類が少ないからもっといろんなボケを増やしてほしいかな…..。うん。はい。」
衝撃のしょの字も与えることができていなかった。とんだ慢心だった。決して公開処刑されたわけではないが、それでもいかにもザ・ありきたりなダメ出し内容だった。
講師は今まで何千ものネタを見てきているから、こんなNSCの初めてのネタ見せで中々衝撃を受けることはそりゃないか….。
急に冷静になる。
僕ら「ありがとうございました!!」
ネタを終えた僕たちは、すぐ自分たちが元々座っていた場所に座る。そしてすぐさま次のコンビのネタが始まっていく。あとは見るだけだから最初にやるのはその辺がメリットだなと思った。
その後どんどんいろんなコンビがネタをしていくが、やはり皆えげつない緊張をしていた。
緊張していたのは自分だけじゃないんだなと再認識する。
極度の緊張でネタが止まってフリーズするコンビもたくさんいる。
僕としては信じられなかった。緊張するのは当たり前だけど、こいつらはネタが飛ぶ程度の練習しかしてないということに。
ちゃんと練習して来いよ。やる気のないやつらだ!!
僕は一人で俺は貴様たちとは違うという変な優越感に浸っていた。
そして全組のネタが終了。
感想としては今回は特に脅威になるやつは誰一人いなかった。講師の評価こそイマイチだったけど、俺らが一番ちゃんとやってたはず。本気でそう思った。
授業が終わり僕らは帰ろうとしていると、同期のコンビが僕らに
同期「喋りめっちゃめちゃ上手いやん。凄かったわー」
僕らコンビ「ありがとう。」
ホラ!!見たことか!!百戦錬磨の講師の評価はまだしも、同じスタートから始めた同期の目には多少衝撃を与えることができたぞ!!
あ。でも喋りうまいって言われただけで、決して面白いとは言われてないな…..。
まあ。頑張ろう。それしかないよ。
続く!!
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